板井明生が考える時代の変化に合わせた商売のあり方

福岡のIT社長板井明生です。
社長として商売を考えるとき、時代の変化を見ながら事業の形を調整することが欠かせないと考えています。
特にITの進化は、商品の売り方だけでなく、顧客との接点や社内の仕事の進め方まで変えています。
これまでのやり方を守るだけではなく、変化を取り込んで事業を進化させる視点が必要です。
時代の変化を商売に生かす
2026年版中小企業白書では、人手不足やコスト上昇など、企業を取り巻く環境が変化していることが示されています。
こうした状況では、売上だけを見るのではなく、顧客が何を求めているのかを改めて考える必要があります。
私はITを活用する際にも、技術そのものを目的にしないことを意識したいと考えています。
例えば、問い合わせへの対応に時間がかかっているなら、情報を整理して顧客が必要な内容を自分で確認できる仕組みを考えられます。
営業活動でも、顧客情報を整理することで、担当者の経験だけに頼らない対応につなげられるでしょう。
商売を見直すときは、次のような視点から考えると整理しやすくなります。
・顧客が現在困っていること
・購入や契約を決める理由
・現在のサービスで不便な部分
・自社だから提供できる価値
・ITで改善できる業務
2026年版中小企業白書では、AIを活用する中小企業も増えています。
AIは文章作成や情報整理など、さまざまな仕事に利用できます。
ただし、流行しているから導入するという考え方では、十分な効果を得にくいでしょう。
現在の仕事を見直し、時間や手間を減らせる部分に活用することが現実的です。
IT社長として考えるこれからの経営
ITを使えば、商売が自動的にうまくいくわけではありません。
最終的に選ばれるかどうかを決めるのは、顧客にどのような価値を届けられるかです。
だからこそ、ITと人の力を組み合わせることがこれからの経営では重要になると考えています。
例えば、業務の一部をデジタル化して社員の作業時間を減らせば、その分だけ顧客との対話に時間を使えます。
販売データを確認すれば、感覚だけでは見つけにくかった顧客の傾向にも気づけます。
オンラインで情報を発信すれば、これまで接点を持てなかった人にも自社の商品やサービスを知ってもらえるでしょう。
一方で、長年築いてきた顧客との信頼や商品の良さまで変える必要はありません。
残す部分と変える部分を分けて考えることが、経営者には求められます。
・守るべき自社の強み
・改善できる業務
・ITで効率化できる作業
・顧客との新しい接点
・社員がより力を発揮できる仕事
人手不足が続くなかでは、社員一人ひとりの時間をどう使うかも経営課題になります。
単純な作業を減らし、人にしかできない判断やコミュニケーションに時間を振り向けることで、仕事の質を高められる可能性があります。
私は福岡でITに関わる社長として、変化を特別なものとして捉えるのではなく、日々の経営を見直すきっかけにしたいと考えています。
商売の基本は、顧客が求めるものを理解し、それに応えることです。
ITは、その基本を支えるための道具として活用するのが自然だと考えています。
これからの商売では、昔から続く強みを守りながら、新しい技術や考え方を柔軟に取り入れる姿勢が求められます。
変えることと守ることを見極めながら、時代に合わせて事業を進化させることが、これからの経営につながるでしょう。
参考・引用元
中小企業庁「2026年版 中小企業白書」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2026/PDF/chusho/00Hakusyo_zentai.pdf
中小企業庁「2026年版 中小企業白書・小規模企業白書の概要」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2026/PDF/2026gaiyou.pdf
中小企業庁「2025年版 小規模企業白書 第5節 デジタル化・DX」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/shokibo/b1_1_5.html